ネット銀行で法人口座を開設する方法【審査通過のコツと主要行比較】
GMOあおぞら・住信SBI・楽天銀行など主要ネット銀行の法人口座審査基準を比較。審査通過率を上げるホームページの作り方と、審査落ちした場合の対処法を解説。
ネット銀行法人口座のメリット・デメリット
ネット銀行の法人口座は、振込手数料の安さ(1回あたり145円〜)、24時間いつでも使えるオンラインバンキング、来店不要のオンライン申込が主なメリットです。一方でデメリットとして、審査基準が不透明で落ちやすいケースがあること、物理的な窓口がないため手続きに時間がかかる場合があること、取引先や金融機関からの信用力がメガバンクより低く見られることがあります。
主要ネット銀行の審査傾向比較
主要3行はそれぞれ審査の特徴が異なります。自社の状況に合った銀行を選ぶことで審査通過率が上がります。
GMOあおぞら銀行(スタートアップ向け・比較的通りやすい)
GMOあおぞら銀行はIT・スタートアップ企業を積極的に受け入れる方針で、設立直後の法人でも審査が通りやすいとされています。審査期間は最短翌営業日〜1週間程度。ホームページのURLと事業内容の整合性を重視します。APIを使った会計ソフト連携など機能面も充実しており、テック系企業との相性が良い銀行です。
住信SBIネット銀行(中堅以上の実績ある法人向け)
住信SBIネット銀行は審査基準がやや厳格で、事業実績・売上規模・設立年数が重視される傾向があります。審査期間は1〜3週間程度。法人向けサービスが充実しており、給与振込・口座振替・外貨決済など多機能を求める企業に向いています。設立から1年以上経過した法人に特に適しています。
楽天銀行(事業実態の証明が重要)
楽天銀行の法人口座は事業実態の証明が審査の核心です。ホームページの内容・事業の具体性・代表者情報の充実度が合否を左右します。審査期間は1〜2週間程度。楽天市場への出店や楽天カード法人版との連携を考えている事業者には特にメリットが大きく、楽天経済圏でビジネスを展開する企業に向いています。
ネット銀行の審査に通るホームページの条件
ネット銀行の審査を通過するためにホームページが満たすべき条件は5点です。独自ドメインの使用(無料サービスのサブドメインは審査マイナス)、会社概要ページへの代表者名・住所・電話番号の明記、事業内容の具体的な説明(何をどのように提供しているか)、プライバシーポリシーページの設置、SSL対応(https)によるセキュリティの確保。これら全てを満たすことが審査通過の最低条件です。
審査落ちした場合の対処法
審査落ちの理由は銀行から開示されませんが、主な原因はホームページの内容不備・設立直後・業種リスク(風俗・マルチ・暗号資産等)の3つです。対処法として、ホームページの内容を充実させて再申請する、審査基準の異なる別のネット銀行に申込む、地方銀行・信用金庫に切り替える、という3つの選択肢があります。複数行に同時申込みは審査に悪影響を与える可能性があるため、1行ずつ申込むことを推奨します。
よくある質問
Q.ネット銀行の法人口座審査期間はどのくらいかかりますか?
GMOあおぞら銀行は最短翌営業日〜1週間程度、住信SBIネット銀行・楽天銀行は1〜3週間が目安です。書類の不備があると差し戻しになり、さらに時間がかかるため、申込前に必要書類を全て準備してから一括で提出することが大切です。
Q.無料のホームページ(Wix・Ameba等)では審査に不利ですか?
はい、不利になります。独自ドメインなし・無料サービスのホームページは事業の信頼性が低く評価されます。「wix.com」「ameblo.jp」などのサブドメインのサイトは、事業の本気度・継続性を証明しにくいため、独自ドメインを取得したサイトを準備することを強く推奨します。
Q.個人事業主のネット銀行口座は法人口座と別ですか?
はい、別です。法人口座と個人事業主口座は申込区分・審査基準・提出書類が異なります。法人登記(株式会社・合同会社等)をしている場合は法人口座の申込が必要で、登記事項証明書や定款が必要書類となります。個人事業主は開業届のコピーで申込できる銀行もあります。
Q.ネット銀行の法人口座で振込手数料はいくらですか?
GMOあおぞら銀行は他行宛振込1回145円(月5回まで無料のプランあり)、住信SBIネット銀行は月3〜20回の無料枠あり(プランによる)、楽天銀行は楽天銀行宛無料・他行宛145円〜です。いずれもメガバンクの数百円に比べて大幅に安く、振込件数が多い法人には大きなコスト削減になります。